音声コントロール、日本が世界を牽引?

昨年の情報になりますが、経済産業省から、次世代にインパクトを与える最先端分野に関する報告が掲載されています。

ここで、「マンマシンインターフェイスとしての音声入出力」の中で、「自然な会話」を実現するための技術については、日本が世界を牽引しているということでした。

http://www.meti.go.jp/press/2018/05/20180514001/20180514001_01.html

やや感覚に合わない報告でしたので、直近の状況を調べてみました。今回は、関連する直近数ヶ月の技術情報500件(米国)を分析した結果です。

開発リソース(人数)の比較はこちら。
Googleの133人に対し、ソニーが32人、意外にもトヨタが21人という結果。上位企業はほぼ感覚に合う結果ですが、Samsungが、AppleやAmazon以上にリソースをかけていて、Googleに迫る規模である点は注目されます。

企業連携はこちら。
上位企業は確認できない。上位企業は連携なく、ほぼ単独で開発している模様。

人のつながりはこちら。
ソニーやトヨタと比較して、上位企業は組織的かつ大規模に開発していると言えます。

今回は、結論を導くにはサンプルが少ないですが、それにしても、リソースのかけ方において、上位と日本企業では相当の差がありそうです。このままで競争に勝てるのか?、開発リソースをどのように配置すべきか?、自社に照らし合わせ考えるきっかけにしていただければ幸いです。

今回の分析は、情報分析ツール「Quark Apps」を使っています。ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。丁寧にご説明させていただきます。お問い合わせ