【脱VBA】生成AIでExcelのリスト抽出が劇的に変わる!具体的な指示方法も解説

Excelで「このリストの中から、特定の条件に合うデータだけを抜き出したい」と思ったことはありませんか?

これまでは、VLOOKUPやFILTER関数、さらにはVBAを駆使して複雑な設定をする必要があり、途中で挫折してしまった経験がある方も多いかもしれません。

しかし、もうその必要はありません。

最新の生成AIを使えば、Excelの知識がなくても、たった数行のテキストを入力するだけで、リスト抽出作業が劇的に変わります。

この記事では、面倒な関数やVBAから解放され、Excelの作業を驚くほど簡単にする生成AIを使ったリスト抽出の具体的な方法を、実際の例を交えて解説します。もうExcelに振り回されるのはやめにしましょう。

¥1,980 (2025/08/06 21:01時点 | Amazon調べ)

FILTER関数を使ってみる

まずはExcelでやってみましょう。
簡単な表を用意します。

抽出条件は社名A社にするとして、E2セルに =FILTER(A2:C21,A2:A21=”A社”) を入力しEnterします。するとE2セルからG8セルまで自動的にデータが抽出されます。
これがスピルです。

代わりに生成AIを使ってみる

とは言え、Excelを起動するのも、関数を覚えるのも、ましてVBAを使うなんて面倒ですよね?
生成AIなら簡単です。やってみましょう。

Q: 以下の表から、A社またはB社の情報を抽出して下さい。

社名 果物 個数
A社 みかん 10
A社 もも 5
A社 バナナ 2
A社 ぶどう 1
A社 キウイ 2
B社 ぶどう 3
B社 マスカット 8
C社 みかん 5
C社 バナナ 6
B社 3
B社 なし 3
B社 みかん 10
B社 バナナ 2
A社 いちご 7
C社 イチジク 2
C社 アボカド 9
C社 メロン 10
A社 もも 5
C社 びわ 6
B社 りんご 10

A:

社名 果物 個数
A社 みかん 10
A社 もも 5
A社 バナナ 2
A社 ぶどう 1
A社 キウイ 2
B社 ぶどう 3
B社 マスカット 8
B社 3
B社 なし 3
B社 みかん 10
B社 バナナ 2
A社 いちご 7
A社 もも 5
B社 りんご 10

次は、以下の指示をしてみましょう。

Q: 以下の表から、A社のももの情報を抽出して下さい。
(表略)


A:

社名 果物 個数
A社 もも 5
A社 もも 5

もう戻れない

いかがですか?
ORもANDもその組み合わせも、テキストで指示するだけです。 Excelを起動する必要も、関数を覚える必要も、VBAを使う必要もありません。業務効率化を目指すなら、生成AIを使わない手はありません。

ただ1点だけ、表をテキストで貼り付けるための記法がありますので、注意して下さい。 markdown記法と言います。 もちろん、最近の生成AIは画像も認識しますので、表の画像を貼り付けても構いませんが、markdownの方が汎用性も高いし正確です。 markdownについては、別の記事で取り上げます。難しいものではありません。これから生成AIを活用していくのであれば、ぜひ習得したいスキルです。

クォークでは、生成AIを使った業務効率化をご支援します。とくに、従量課金が発生せず、完全にセキュアなAIの内製化をお手伝いします。全国からのお問い合わせをお待ちしております。

¥36,342 (2025/08/06 21:05時点 | Amazon調べ)